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作成したペルソナシートの内容を見直す

ドキュメント内 DOCX 標準ガイドライン群 | 政府CIOポータル (ページ 35-38)

ペルソナシート作成後、ターゲットとなる利用者と直に接している人等に 、 実際の利用者像とかけ離れたところがないか、ターゲットたる利用者として ふさわしいかを確認してもらいます。実際の利用者像と作成したペルソナに 乖離が見られた場合は、随時内容を修正してください。

表 別 2-2 ペルソナ作成時のポイント

(1) サービス提供側に都合の良い利用者像を作り上げてはならない。イン タビュー・アンケート等現状調査から明らかになった事実を基に利用者 像を作り上げていく。

(2) ペルソナ作成時に整理する項目は固定的なものはない。ペルソナを作 成する目的によって必要と思われる項目は都度入れるようにする。

5 ジャーニーマップ

ジャーニーマップは、利用者体験のエンドツーエンドを旅になぞらえて整理 し視覚化したもので、利用者とサービス提供側との関わりをストーリーとして まとめたものです(図 3 -12)。カスタマージャーニーマップやユーザー ジャーニーマップとも呼ばれます。サービス利用中の体験のみならず、サービ ス利用前後の体験も含め、体験している場面、利用者がとった行動と背景、そ の時の思考や感情の起伏等もあわせて時系列に整理します。利用者体験のエン ドツーエンドを視覚化することで改善すべきポイントを探しやすくなり、「理 想的なサービスの姿」を求めやすくなります。

図 3-12 ジャーニーマップ

5.1 ジャーニーマップの種類

ジャーニーマップは、利用者の体験を、どの視点・目的でまとめるかによっ て複数種類を作成することができます。その組み合わせを、図 3-2に示しま す。

図 3-13 ジャーニーマップの4象限

( 出 展 ) 「 カ ス タ マ ー ジ ャ ー ニ ー マ ッ プ の パ タ ー ン 」

(https://www.concentinc.jp/design_research/2013/12/custome r-journey-map-patterns/)

縦軸は、サービスを提供する側から見た軸になります。「事業者視点

(Inside-out)」とは、サービスを提供する側(内側)からそれを利用する側

(外側)を見た場合、つまり、サービスを提供するに当たってどう利用される のかを示すものです。「顧客視点(Outside-in)」とは、サービスを利用する 側(外側)からそれを提供する側(内側)を見た場合、つまり、利用者が、利 用前後の振る舞いも含め、サービスを利用するに当たってどのように振る舞う のかを示すものです。

横軸は、AsIs(現状)及びToBe(理想的な状態)を示す軸になります。

AsIsのジャーニーマップは、現状調査に基づいて判明した事実を基に、利用者 体験を整理したものです。ToBeのジャーニーマップは、現状調査から浮かび 上がってきた課題への対策を踏まえ、将来こうあるべきであろう理想的な利用 者体験を整理したものです。

つまり、この縦軸と横軸からなる「ジャーニーマップの 4象限」の組み合わ せによって、4種類のジャーニーマップが作成できるという事になります。

5.2 ジャーニーマップの4象限で示されるジャーニーマップのパターン

ジャーニーマップを作成する際は、ジャーニーマップの 4象限のうち、どの 象限におけるものを描いているかを意識する必要があります。なお、ジャー ニーマップを検討する際は、サービスを利用する側(Outside)、提供する側

(Inside)双方の観点を考慮するとより深い検討が可能となります。

1)

 サービス現状分析(AsIs×Inside-out型ジャーニーマップ)

サービス利用に当たり、利用者はどのように振る舞っているのか、その際 どのような感情を持っているのか、について可視化します。否定的な感情を 持っている部分は改善ポイントになる可能性があります。

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